2006年02月26日

時間の潰し方

ソニーとSONY「ソニーとSONY」を読む。

大学時代、SONYに纏わる経営の本をよく読んだ。
世界に通用するブランドの神髄を理解することができたし、
そして何より、これからの未来が見えるような気がした。

西暦が2000年と、一桁目の数字が変わろうとしていた頃、
ソニーは、PC事業で復活を果たし、
ゲーム事業では、かの任天堂に引導を渡す寸前まで地位を高め、
AV事業は、特別な安心感が一般消費者を取り巻いていた。

そして私自身もその1人であり、
その後もソニー製品に拘りを持ち続けた。
ただ一つだけ、とある製品に疑問を持ったことを除いては。

それは、PlayStation2である。

当時、「繋がる」というコンセプトのもと、
様々な製品が発売された。

VAIOは、その中心的存在であり、ビデオ、写真、音楽、
と色んな分野のコンテンツを扱えるようにし、
自分のやりたいことを実現可能にしていた。

ただ一つだけ難点があるとすれば、
そのコンテンツを持ち運ぶ適切な記憶媒体が、
同時に存在していなかったことだ。

当時はまだまだFDが主流であり、記憶容量だけでなく、
読み書きの速さだけでも、VAIOの魅力を加速させる役割には、
余りにも不適切だった。

その為、VAIO発売当初からCD-Rドライブが搭載されていたが、
CD-Rは容量が大きいとは言え、1度書き込みを行うと、
書き込んだデータと取り消すことができず、
FDのような気軽さが無いのが欠点だった。
その直ぐ後に、書き換え可能なCD-RWが出たが、
CD-Rより書き込みの速度が遅いことと、
読み取れないドライブがあることなど、また別の欠点を持ち合わせた。

VAIOを補佐する為に、そして「繋がる」というコンセプトを
もっと具体化する為に登場したのが、メモリースティックである。

メモリースティックなどのフラッシュメモリーは、完全にFDを引退させる存在だった。
書き換え可能だけでなく、手に収まるサイズであり、
何より大容量化のロードマップがあった。

メモリースティックは、ビデオ、写真、音楽を記憶し、
VAIOとの連携を深める欠かせない存在として登場した。

メモリースティックの役割は、明確そのものだったが、
ただ一つ、価格が高く、普及までに時間が掛かるのは、
明白だった。

だからこそ、普及を加速させる為に、様々な製品に
メモリースティックが採用されたが、最大の原動力として期待が
できるPlayStation2には、採用されなかった。

PlayStation2のスペックが公表された時、
私は首を傾げざるを得なかった。

PlayStation2は、かなりの販売台数が見込める製品であり、
大人から子供までが購入層となる。
なんと言っても、メモリーカードが無くては、ゲームは始まらない。
そこにメモリースティックを採用しなかったことに、
疑問を持たないわけにはいかなかった。

SONYとSCEのことは、もちろん知っていたし、
会社が違うから、採用を見送ったというのも、
理解できない訳ではない。

しかし、あれほど囲い込みを謳っていたソニーが、
このチャンスを利用しない理由が分からなかった。

話が長くなってしまったが、
この本を読んで、本当の理由はもちろん分からないが、
ちょうどこの頃から、ソニーに陰りが見え出していたことが、
良く分かった。

業界こそ違えど、私の所属している会社も同じ状態に陥っている。
家電業界と同じくらい、変化の速い業界にいるが、
私の所属している部は、特に人の入れ替わりが殆どない為、
既に伝統化されている感が否めない。
ソニーと同じく、今回のことで、私の所属している部が、
一からやり直すきっかけになれば良いと願うだけだ。

今はもう、前ほどソニー熱が無くなってしまったが、
PLAYSTATION3には、期待しているし、
まだまだ、ソニー製品に拘っていこうと思っている。

今でも、PCのブランド指名買いがソニーという結果を見ると、
当時の私の目利きは、間違っていなかったと、
すごく嬉しくなる。

ブランド支持状況調査 - 指名買いのソニーに、吟味買いの松下、東芝は?

ラベル:SONY
posted by Blue Rattler at 00:00| 大阪 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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